リゾート会員権には、どういった種類があるの?
2018年11月12日 16時42分
まず大きく区分して考えましょう。
共有制……所有権が発生するタイプで、会員が施設を共有するシステムです。
一部屋の不動産所有権を募集口数に応じて登録している会員で共有し、これには建物だけでなく土地分も含みます。1室の土地を含む不動産所有権を募集する口数に応じて共有しますから、不動産登記の固定資産税が必要になります。
ですが、それを複数で共有しますから、固定資産税と言っても低額です。
普通は年会費に含んでいることが多いですし、特に金額的に問題視するほどのものではないでしょう。
預託金制……利用権のみのタイプで、入会するときに預託金をリゾートクラブに預けます。
これがクラブ運営の原資に充てています。共有制よりも入会料金は低めの設定になります。しかし、所有権はないので不動産資産を持っているのはありません。
預託金は一旦クラブに預ける形になっているだけで退会する場合には無利子ではありますが返金されます。
運営している企業が返還するためにプールしている場合は少なく通常は運営するための資金として利用されています。
入会金制……預託金の返還がないタイプ。入会する場合に登録料とか入会金のみを支払う方式です。
定額償却をしないのが特徴となっています。休前日など多客時の利用ができなかったり、入会期間が短かったりと制限があります。入会金はこの中では一番低いと言えるでしょう。
入会保証金制……入会保証金を預けるタイプ。保証金は会員になっている期間の間には定期償却されます。
期間終了時には返還額はなくなります。一般的に途中退会した場合は償却残額が返金されるのです。リゾート会員権を検討する場合は、これらの特徴をしっかりと理解しておきましょう。
もっとも手軽に利用できるのは「入会金制」でしょう。当然ですが満足度・利用するときの心地よさなどの条件に納得するのがベースになります。